2017年のスバルのエクシーガ クロスオーバー7とミニバンを比較するブログ

2017年のスバルの7人乗りのミニバンSUV、エクシーガ クロスオーバー7と他社ミニバンを比較しました。オススメなポイントは何?試乗レポートでの評価紹介や年次改良、モデルチェンジ情報などをまとめます。値引きや中古車相場も価格比較してみます!

クロスオーバー7の乗り心地は?口コミや試乗レポートを分析!

クロスオーバー7は、エクシーガをベースにしていますが、2015年にクロスオーバー7として再デビューした際に、最低地上高を10mm上げており、それに伴ってスバルの当時最新のポリシーに従って「動的質感の追求」を目標にサスペンションのセッティングが見直されました。

この見直しの結果、乗り心地としてはどうなったか、口コミやプロ(自動車評論家)のコメントを通じて調査・分析していきたいと思います。

私の試乗時の感想

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ディーラーの試乗車を短い距離ではありますが、乗り心地をチェックしてみました。この手の背が低いタイプのミニバンは、ホンダやトヨタのモデルをいくつか乗りましたが、全体的に硬い乗り心地のものが多い印象です。スポーティーな演出をするためなのか、多人数が乗ったときのバランスを保つためにバネを固めにしているのか、特に低速で地面のコツコツ感を良く拾うモデルが多いイメージがありました。

クロスオーバー7で良いなと思ったのは、そういった硬さがないことでした。ファミリーカーである以上、同乗者が快適に移動できることが一番だと私は思います。2列目、3列目が揺すられるような挙動になると、酔いやすかったり疲れが出たりします。家族での旅行で使うことを考えると、フラット感を大事にしたセッティングには好印象。しっかりと路面からの入力をいなすことは上質感にもつながるため、都会派な大人のSUVとしてコンセプトがぶれない味付けになっているのではないでしょうか。

硬さがないからといってスポーティーでない訳でもありませんでした。水平対向エンジンならではの重心の低さのメリットを活かして、むやみにバネやスタビライザーを固くしてロール対策しなくて済んでいるのかも。ふにゃふにゃな感じは全くしませんが、ハンドル操作に対してはダルさなく素直についてきていました。クイックなわけでもないですが、GT的なツーリング指向なクルマの性格と合っています。

口コミからの購入者の感想

口コミ情報でも概ね良好な評価です。人によっては「フワフワ」と感じる場合もあるようですが、「ソフト」「滑らか」といったポジティブな表現が多いと感じています。滑らかな乗り味から「上質」と感じる方もよく見かけます。

口コミ1

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初めて乗った時には本当に感動しました。エクシーガがスポーティでフットワーク重視だったのに対し、CO7はフラット感を基調としたコンフォートで上質なセッティングといった感じです。ガッチリしたボディが、しなやかで強靭な足回りを正確に動かして、結果としてスッキリしたいい味を出してくれています。

口コミ2

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少しフワフワした感じ?まだ慣れていないせいかちょっと落ち着かないところがあるかな?特に赤信号で停車したときなど、決して急停車はしてなくても微妙に前後に揺れるのに未だに慣れません。

口コミ3

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オデッセイのシートは意外とソフトだったのですが、CO7のシートは丁度良い固さで疲れにくく、持病の腰痛が全く現れません。 足回りはやや硬めですが、路面状況を神経質に伝えてくることもなく、本当に滑るように走ってくれます。 段差のいなしは「もう少し固めでもいいかな」と思うこともありますが、オデッセイが「ドドンっ」といなす段差を「トトンっ」といなしてくれますので、それなりに良い仕事をしてくれていると思います(分かりにくい表現でごめんなさい)。 2列目シートは足元の広さ、座り心地、リクライニング等及第点です。 3列目シートもオデッセイとほぼ同等で、足元は狭いですが普通に座れます。

自動車評論家/記者の評価

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自動車プロの方々もサスペンションが路面からの入力を吸収する性能については概ね良好。しかしながら、ボディ剛性が近年のクルマからすると低い点に起因すると思われる突き上げ感や振動は指摘が散見された。いずれにしても、ネガティブというよりは、がんばりは認めた上でこうすればより乗り心地がよくなるという前向きな評価に感じられた。

国沢光宏さん

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  • 乗り心地も改善されている
  • ボディ剛性感が足りないような気もするけれど、柔らかめのタイヤを選べば気にならなくなる?

諸星陽一さん

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  • 基本的にはフラットでクルマ側からのインフォメーションも明確
  • 路面が連続してうねっているような場合は、ダンピングが追いつかないことがあるのが少し残念

井元康一郎さん

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  • スムーズで長いストロークを生かしたフラット感
  • 高速道路やバイパスなどをクルーズするときのフィールは、クロスオーバーSUVのライバルを置き去りにするくらいの良さ *ハーシュネス(突き上げ感、ざらざら感)の処理については平凡な感触

ブンタさん

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  • 50扁平の、空気がたくさん入ったタイヤによって、乗り味はアタリが柔らかくてリラックスできます。無理に突っ張ったりはしません。

まとめ

私個人、購入者、自動車のプロ、とクロスオーバー7の乗り心地に関する評価の傾向としては、以下の2点に集約されるようです。

  • スムースなサスペンションの動作によるフラットな乗り心地
  • 剛性不足に起因する振動や突き上げに更なる向上の余地アリ

剛性感については、新型インプレッサやXVに採用される最新のSGP(Subaru Global Platform)などの最新のボディだと大幅に改善されているため、乗り比べると分かってしまうんでしょうね。クロスオーバー7のフルモデルチェンジの噂は未だ聞きませんが、もしフルモデルチェンジした暁にはSGP採用でさらに洗練された乗り心地に期待したいですね。

では!