2017年のスバルのエクシーガ クロスオーバー7とミニバンを比較するブログ

2017年のスバルの7人乗りのミニバンSUV、エクシーガ クロスオーバー7と他社ミニバンを比較しました。オススメなポイントは何?試乗レポートでの評価紹介や年次改良、モデルチェンジ情報などをまとめます。値引きや中古車相場も価格比較してみます!

スバル アセントコンセプトのエンジンは、2.4L直噴ターボBOXER!

スバルがニューヨークーショー2017で『アセント』という3列シートの大型SUVを発表しました。

>> 米国スバル正式発表

アセントは新開発の直噴ターボの水平対向エンジンを搭載される予定とのことですが、アセントほどのボディに使えそうな大トルクのエンジンは今のスバルにないため、どんなエンジンを予定しているのか興味を持った方も多いのではないでしょうか。

私もその一人で、今年から来年に掛けて実際に市販されると言われる『アセント』にどのようなエンジンが開発されていそうか調べてみました。これまでのスバル車の中で最大級のボディを走らせるエンジンは、一体どんなものになるのでしょうか。実際の各種データを集めて考察してみます。

アセントのボディに求められるエンジンスペックとは

f:id:bekaz:20170523082045j:plain

新開発の直噴ターボエンジンが採用されるということが公表されていますが、現状ここまで大きなボディをひっぱることのできるエンジンは、今のスバルのラインナップにないように思えます。新開発とはどのレベルからの新開発なんでしょうかね。。

そもそもボディサイズから必要が予想されるエンジンはどのレベルなのか、ライバル車とボディサイズを比較してみます。

車名 アセント ランクル ランクルプラド CX-9
全長 5,050 4,950 4,760 5,065
全幅 1,990 1,980 1,885 1,930
全高 1,840 1,880 1,850 1,728
排気量 2,400 1,880 1,850 1,728
搭載エンジン - 4.6L V8ガソリン 2.8L 直4ディーゼル 2.5L 直4ガソリンターボ
最高出力(PS/rpm)  - 318/5,600 177/3,400 250/5,000||最大トルク(kgf.m/rpm)|- |46.9/3,400 |45.9/1,600-2,400 |42.9/2,000

見るからにランクルもしくはCX-9と同等のボディサイズがあるため、最低限でも同等のトルクは欲しいところですね。対して現在のスバルの新世代エンジンのラインナップの中で近い素性を持ったエンジンは以下の通り。

型式 排気量 直噴 ターボ 最大出力(PS/rpm) 最大トルク(kgf・m/rpm) 採用車種
FB25 2.5L × × 175/5,800 24.0/4,000 レガシー
FB20 2.0L × 154/6,000 20.0/4,000 新型インプレッサ
FA20 2.0L 300/5,600 40.8/2,000 WRX S4

FB25, FB20は最初から直噴化を視野に入れたエンジンになっていますが、ターボ化するにはエンジンブロックなど設計に手を入れる必要があるそうです。一方、FA20はパフォーマンス的にはポテンシャルはありますね。FA20はFBをベースに直噴ターボも導入した高トルクな次世代のハイパフォーマンスエンジンです。しかし、今一歩2t近くあると予想される巨体を走らせるには、もう一歩余裕が欲しいかもしれません。

そこで新開発エンジンという訳ですね。

新開発エンジンの詳細情報は?

f:id:bekaz:20170523082010j:plain

新開発とはいっても何かをベースにしたエンジンとなることは予想できますが、一体どのようなエンジンになるのでしょうか。プレスリリースや各雑誌や新聞報道を見ましたが、回答になる情報はありませんでした。

いっぽう、改めて米国サイトのプレスリリースを見ていると、スバルの公式メディア向けサイトにこんな記事が。

The concept vehicle features a 2.4-liter Direct-Injection Turbocharged SUBARU BOXER(R) engine paired with Symmetrical All-Wheel Drive, ...

引用元: 米国スバル公式サイト"Future Vehicles And Concepts"

おお。

2.4Lって書いてあるじゃん。

ということは、今のラインナップにない排気量ですね。FA20のボアアップ版になるのでしょうか。FA20の最大トルクのポテンシャルを見ると、2.4LになることでCX-9を超えるエンジンになる可能性もあると思います。スバルは、他社が自然吸気エンジンに回帰した以降も長い間ターボに関する技術を磨いて来ましたから期待できそうです。

では!